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カバー工法とは?葺き替えとどう違うの?

2018/10/27

※掲載中の画像はイメージです。

屋根修理において、「屋根カバー工法」という施工方法を選ばれる方が最近増えてきました。葺き替えとくらべて施工に関わる全体の費用が安く抑えられることが選ばれている要因の一つだと考えられます。今回は、それぞれのメリット・デメリットも踏まえて、この二つの施工方法の違いについてご紹介したいと思います。

カバー工法とは?葺き替えとどう違うの?

屋根カバー工法とガルバニウム鋼板

重ね葺きとも呼ばれるとおり、カバー工法とは既存の屋根に新しい屋根材を重ね張りするリフォーム方法のことです。

近年注目されている外装材の一つとして、ガルバリウム鋼板という金属サイディングボードがあります。

外壁などにも使用される金属板で、鉄合金の板にアルミニウム、亜鉛、シリコンなどのメッキ加工を施した建材です。

またガルバニウム鋼板自体は、ひび割れもしにくく、錆にくく、軽いという優れた特性を持っています。

 

屋根葺き替えと比べてメリット

既存の屋根の上に建材を被せるため、基本的に廃材がでません。

そのため廃材を処分する費用や撤去費用がかからず施工費用を抑えることができます。

遮熱性にすぐれているため、夏でも比較的涼しく快適な居住空間をつくるのに役立ってくれます。

工期が短くて済むため急ぎの改修に適しています。

 

屋根葺き替えと比べてデメリット

二重屋根ですので屋根が重くなり、耐震性を弱めてしまう可能性があります。

最近では、先述のガルバニウム鋼板のような薄くて軽い建材もでてきましたが、カバー工法を行う際は、家の耐震性への影響について確認する必要があるでしょう。

屋根が劣化し過ぎると内部の補正が必要になります。結果的にカバー工法の施工が出来ない場合があります。

工事費用だけならカバー工法の方が基本的に金額は高くなります。全体の施工内容によっては葺き替えの方が安くなることもあるかもしれません。

また、瓦吹き屋根への施工は難しいと考えた方が良いでしょう。

 

工期と費用について

一般的な住宅の場合、カバー工法での工事は一週間程度で完了します。

費用は1㎡あたり約9,500円が平均的ですが、使用する建材などによってトータルの工事費は変わります。

 

屋根カバー工法の工程

棟部分とその下の貫板を撤去

屋根防水シートを張り付け等の下準備

本体工事

仕上げ工事(コーキング処理等)

業者により、若干の手順の違いはあるでしょうけれど、だいたいこのような工程で工事が進んでいきます。

 

まとめ

どちらの工法が適しているのかは、家の造りや、その状態、求める機能によってもちがってきます。

屋根修理の際は、外観や機能など、何を求めているのかをしっかり業者に伝え、慎重に工法や建材選びをしてください。

屋根は、その構造の違いによって生活空間の快適性にも、大きな影響を与えます。

住宅の環境なども考慮した上で施工を行いましょう。

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