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コンクリート打ちっぱなしのメリットとデメリット

2018/8/29

※掲載中の画像はイメージです。

コンクリート打ちっぱなしとは?

建物の仕上げのなかに、「コンクリート打ちっ放し」と呼ばれる工法があります。

現場打ちコンクリートの上に塗装やタイル、石張りなどの仕上げを行う工程を省き、型枠を外した直後のむき出しのままの状態のコンクリートが完全に見えた状態で仕上げとする手法のことで、「打放コンクリート」・「打ち放しコンクリート」とも表記されます。

デザイナーズマンションで比較的よく見かけるこの工法にもメリットとデメリットが存在します。

今回はその両方の点をご紹介したいと思います。

コンクリート打ちっぱなしのメリットとデメリット

コンクリート打ちっ放しのメリット

1、デザイン性の高さ

コンクリート打ちっ放しが持つ独特な質感は、住宅空間のデザイン性を強く意識している人々から注目を集めています。

木造や鉄骨の建物では実現が難しい、なめらかな曲線や、切り落としたような真っ直ぐな壁面は、コンクリートでの施工の特徴です。

自由なデザイン性は大きなメリットといえます。

 

2、大きな空間を作り出す

無駄のない広々とした室内空間、大きな窓の設置など、自由自在に設置できるのも、コンクリートのメリットです。

一般的な住宅では建物を支えるために柱が必要になりますが、コンクリートの壁面では柱が必要ないため、仕切りのない大空間をつくることが可能になります。

 

3、火に強い素材

木造家屋と比べるとコンクリート自体が火や熱に対して圧倒的に強く、素材自体は1000度の炎に対しても2時間は耐えられると言われています。住宅密集地では、火災の広がりを抑える目的もあり普及してきました。

このように防火性が高いという点もコンクリート住宅の長所の一つです。

 

4、防音性

木造や鉄骨に比べ、コンクリートは物質自体の比重が高いため、防音効果に優れています。

交通量の多い地域では、騒音対策としても効果を発揮し、音楽スタジオやシアタールームなど、防音設備としても最適な建材といえます。

 

 

デメリットは?

1、通気性の悪さと湿気

コンクリートは水や砂利にセメントを混ぜ合わせ、硬化させてつくります。

施工時に含まれた水分はゆっくりと蒸発していき、5年ほどかけて水分ととばします。

つまり、その期間は微量ながらも、室内にその湿気が放出されることになります。

また、木造住宅と比べると通気性も悪く、その結果、住宅内の湿度が高まり、屋内でカビや結露が発生しやすくなります。

そのため、風通しの良い設計や、適切な換気システムは必要不可欠となります。

 

2、汚れが目立ちやすい

コンクリート住宅では、カビによる黒ずみや、雨水による染みなど、外壁部から室内まで、汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

外壁の場合は汚れた水も吸収してしまうので、水アカによる汚れが目立ちやすくなります。

また、ヒビ割れによる雨水の侵入や中性化による鉄筋のさびなどが起こりやすいため、塗装剤によるコーティングなど、数年に一度はメンテナンスすることをオススメします。

 

3、暑くて寒い!

更に問題なのは、素材の熱伝導率の高さから、夏は暑く、冬は寒いということです。

このデメリットからコンンクリート住宅を諦められる方も少なくないかと思われます。

外気の温度の影響がそのまま室内に伝わりやすい素材であるため、断熱材を張るなどの対策を施したいところですが、それでは折角のデザイン性を失ってしまうこともあります。暑さや寒さが厳しい地域では致命的なデメリットになるでしょう。

 

4、解体時の費用

どんな建物でも寿命はあります。コンクリート住宅の場合、解体には大きな重機が必要になり、その分コストが高くなります。また、廃材の処分費用も高くなります。建て替えを考えるときには大きな負担となるでしょう。

 

 

まとめ

建築・居住・解体(建て直し)はどの住宅でも行われるこの流れをしっかりイメージした上で計画を立てることが大切です。

最後に、コンクリート打ちっ放しの施工には高い技術が必要になります。

外観だけでなく、強度や安全性を考え、経験豊富な業者選びを慎重におこなうようにしましょう。

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